戯言

超能力、とりわけ、予知能力について

小学校〜中学校ぐらいの頃だろうか、私(おうる)は電話の着信を直前に察知することができた。私(おうる)が「電話?」という、その直後にベルが鳴る、こうしたことが重なると、家人は不思議がった。私(おうる)は、それを「超能力」であるということにし…

私が折に触れてあちこちで吐いていることを、ひとつまとめておこうという気に、ふとなった。 私は「頑張れ」という言葉が嫌いである。…いや、「嫌い」ではない、かもしれない。THE BLUE HEARTS の「ひとにやさしく」は好きだし、この曲には幾度となく励まさ…

 「だからひどいといったのだ。」

「君たちは植物のことを知らな過ぎる。ボクも知らないが、君たちはもっと知らない。もっと勉強しなくては、駄目だ。」 国語の教師である。謙遜ではなく、ほんとうに植物のことは詳しくなさそうであった。 我々生徒の卒業とともに、定年退職。つまり、年齢差は…

 「それでいいんですよ」

こうして教わった先生のことをああでもない、こうでもないと、書き連ねて 5人目。別に、こうして採り上げたからといって特に好きな先生だったとか、まだ書いていないから嫌いな先生だとか、そんなことはない。 そんなこんなで、今回の先生は、中学校の数学教…

 「プロだよ、プロ」

その、怒鳴ると死ぬほど恐かった、老練な理科の先生は、教師であることに誇りを持っていた。口癖は「プ・ロ・だ・よ・プロ!」 授業はどちらかというと「職人芸」という趣きだったかもしれない。まずは箇条書きの板書。大体、3項目から5項目程度。その後、書…

 「いちばん子供、いちばん大人」

中学1年の私は、ちょっと別の意味でイカレていた。「若気の至り」とか、そういうような表現もできるかもしれない。あのときの私の判断がその後の私の人生を微妙に左右したような気もする。重要なターニングポイントを次々と外した、そんな感触もあるし、案外…

 「『諭す』技術」

私の大学時代、所属していた研究室の教授であり、卒論の指導教官であったI教授。一部では「異端」と揶揄されていたらしい彼は、論客だった。そして、行動派だった。ひとの権利というものに敏感で、「卒業する人は研究室内の荷物を3月25日までにすべて片付け…