□ まず重要な注意 □ ■

このページに書かれている内容に関連して何かしら実施する場合は、必ず自己責任において行ってください。筆者(おうる)は当該記事の内容および関連して発生したいかなる事態に関して一切の責任を持ちません。具体的には、指を切ったり、手や指の関節を痛めたりといったようなケガを負う危険があり、また、後遺症の残る危険性もゼロではありません。充分に注意してください。
無理だと思ったらやめておいてください。

■ 空缶事情


缶ゴミは邪魔なもの。かさばかりとる。巷には「缶つぶし機」なるものが様々出ているが、これがまた面倒臭い。わざわざ装置を引っぱり出さねばならないし、大抵は床に置いて潰す方式のため、意外と楽ではない。最初はおもしろくてやっていてもそのうち面倒臭くなる。装置はほこりを被るし、飲料の残りでどんどん汚くなる。終いには装置の処分にも困るといった具合。
それなら、手で潰してしまおう。ちょっとしたコツで結構キレイに潰せるものである。

■ コーヒー缶(190mL;スチール缶)の場合

使用する缶は、できることなら洗っておこう。それができない場合、中の水分はできうる限り吸い出してしまおう。これをせずにいると、手や服を汚すことになりかねない。
まず、缶のできるだけ上側を狙って、平たく潰す。潰した部分は、この段階ではまだ若干厚みが残っていてよい。
  
その次には、できるだけ下の方を狙って平たく潰す。つまり、平坦部分ができるだけ広く取れるように潰す。
しかる後、天地の円形部分を持って曲げ、平坦部分が密着するくらいまで平らにする。
  
缶を持ち替え、左右の手でひねるようにしながら押し潰す。この潰しに入る前に、平坦部分の対角線上に軽く折り目を付けるといい。
  
あとは、尖った部分で手を切ったりしないよう充分注意しながら、指先や手の腹などで潰してゆき、できるだけ平らにする。以上で終了。

最初は高さ 6cm 以下になれば合格。慣れると、 4cm 以下にまで潰せる。
 
この缶は高さ 3.3cm 。ポリシーとしては机上などを使わずすべてを手の中で行う。所要時間は 2分程度、スピーディーにやれば 1分を切ることも可能。
この方法の肝は、ねじりが加えられていることである。このことにより、潰したことによる「面積」の増大(体積→面積の転換)が極力抑えられている。…ええと要するに、この潰し方なら、小さな丸穴しか開いていない缶ゴミ専用ゴミ箱にも問題なく投下可能であるということ。

なお、コーヒー缶サイズ(190mL)のスチール缶でも、潰しやすいものとそうでないものがある。

↑このように、底部が側面と一体であるような缶(ツーピース缶と呼ばれる)は、缶の肉厚が薄いことが多く、潰しやすい。
 
反面、↑底部のパーツが側面と別になっているもの(スリーピース缶)は潰しにくい。また、上写真のように側面が平坦でなく、凸部や凹部などが加工してあるものは更に困難である。…ただし、困難であるというだけで、やってできないことはない。
また、 250mL 缶でも、不格好にはなるが同じ方法で潰せばコンパクトになる。

■ アルミ缶(340mL)の場合


アルミ缶のみではなく、スチール缶(340mL)でもツーピース缶の場合(上写真左側のような缶)は、アルミ缶とほぼ同様に潰すことができる。ただし難易度は若干上。
なお、この「アルミ缶の潰し方」は、 NTV 「伊東家の食卓」で「裏技」として紹介されたこともあるが、筆者は別にこれを参照したわけではない。1991年頃には既にこの方法を編み出し、実践していた。

まず、缶に指でへこみを付ける。この際、缶の上側と下側でへこませる位置をちょっとずらす。気持ちとしては、斜めに筋を付けるような感じでやるとよい。へこみは上下それぞれで 4箇所ずつぐらい。
 
缶を持ち替え、両手でひねるようにしながら押しつけ、手の中で潰してゆく。これも尖った部分で手を切らないよう充分気を付けよう。また、中に液体が残っている場合はこの過程で漏れやすいので要注意。

完了。最初は高さが元の半分になれば充分。慣れれば 4cm 以下にまで潰すことも可能。
なお、この方法でビールの缶(アルミ 340mL)やビッグサイズサイダー缶(500mL)なども同様に潰せるが、こういった缶の場合はひねった際に缶の側面が切れて鋭利になり危険な場合があるので、充分気を付けていただきたい。
 
皆さんも日々の鍛錬で、ゴミ減量と手力(てぢから)アップ(←正味な話こちらが主眼だったりするのだが)に挑戦しよう。

附記(というか、さして重要ではない注意事項)

このアートは(当日記の日付どおり)2002年11月19日初出です。
なお、日記タイトルに他意はございません。(おまえムーブメントに微妙なかたちで乗り遅れてみました。)