もう、普通の水圧では満足できない身体になってしまt(以下略)

諸々交換できない不自由な借りずまいでも、蛇口とシャワーヘッドぐらいは好きなものに交換しよう。元々ついているものは保管しておいて、退出時に戻せばよいのだ。鍵にしてもそう。退出時に戻せばまず問題はない*1
さて、シャワーヘッドの話。ホームセンターなどに行くと、色とりどり、形さまざま、価格ピンキリのシャワーヘッドがずらりと並んでいる。私(おうる)はこの中で「節水型」と呼ばれるものを好んで使用している。シャワーに供給される水ないしお湯の水圧が低いと、噴出がちょろちょろになってしまい「シャワー」にならない。そんなとき「節水型」のシャワーヘッドを使うと、少ない水量・水圧でしっかりシャワーになるのである。仕掛けは簡単で、穴板に空いている穴が小さい、または穴の数が少ない。だから元水圧が低くても充分に「飛ぶ」わけである。
もっと水圧が低い、あるいはぎりぎりまで節水したい、という向きにはさらに「低水圧型」と呼ばれるシャワーヘッドがあるのでそちらを使用するとよい。一般に「節水型」よりも「低水圧型」のほうが効果が高いようだ。ただし給湯器との相性により湯温が安定しなくなることや、水道設備そのものを痛める危険性もあるようなのでその点は注意。徒らに節水すればいい、ってもんでもないらしい。
私(おうる)はシャワーの水圧がとにかく高いほうが好きなので、「節水型」と「低水圧型」の穴板を交換できるタイプのシャワーヘッドを選び、付属の工具(というほどのものでもないような簡単なプラスチック製治具)を用いて「低水圧型」に交換して使用していた。しかし、普段から水圧をかけすぎていた所為か、暑くなって若干水圧を(さらに)高め傾向にしていたところ、突然穴板の脇から水がぶしゅっと漏れるようになってしまった。見るとゴムパッキンが露出している。
開けてみると、穴板とゴムパッキンは無事のようだが、アーム部分の穴板固定ヒンジが 1箇所破損していた。プラパーツで常に圧力のかかるような部分の破損というのは、接着剤で補修しようとしてもまず無理。もうこれを元に戻すことはできない。仕方がないので、穴板を標準の「節水型」に戻した。これなら多少圧力が弱まるから、ヒンジが 1個ぐらい用をなしていなくても穴板が外れることはないであろう。もうしばらくは持つはず。
しかしシャワーを使用してみると、どうもなんというか、物足りない。と同時に、今までの水圧が常軌を逸していたのだということもなんとなくわかった。そりゃ壊れるわ。仕方がないので、今までより「ふわっ」とした水流で我慢することに。というか普通はこっちのシャワーのほうがいいだろ。

*1:ただし場合によっては合鍵を大家さんに渡しておいたほうがいいかもしれない。たぶん、そうする義務はないはずだが。