せっかち度チェック!

普通、相対評価でしかないと思われる「せっかち」か「のんびり」か。これをかなりクリスプに見分ける方法がある。「所さんの学校で教えてくれないそこんトコロ!」より。
用意するものはストップウォッチ、ひとりに 1個。所要時間 1分程度。目をつむり、ストップウォッチを作動させる。頭の中で時間をカウントせずに、 1分経ったと思ったところで時計を止める。このときのストップウォッチの示す時間が

  • 50秒以内…せっかち
  • 40秒以内…かなりせっかち
  • 30秒以内…生き急いでいる。早く燃え尽きる。

というわけで、都会に住む人の多くが「せっかち」と判定されるそうだ。早い人では 15秒で時計を止める。東京の人の平均は 23秒、大阪では 21秒、いっぽう、長野では 49秒、山口では 1分01秒だそうだ。
因みに私(おうる)が簡易的に試してみたところ 1分03秒という結果になった。私(おうる)は誰がどう見たってせっかちであることは自他共に認めるところである*1のだが、精神構造的に「多少インチキをしても物事は正確なほうがいい」という傾向があるため、「数えずに」といわれてもなんらかの手掛かりを懸命に探してしまう。時計の刻む音を遮断しても自分の脈拍はきこえる。呼吸を止めるわけにもいかないがこれだって秒数の手掛かりになる。むしろ呼吸を止めれば、その苦しさの度合いから経過時間が知れるだろう。自分の素の時間感覚がまったく当てにならないということを普段から痛感しているだけに、何にも頼らず何もしない時間としての 1分に耐えることができない。これはともすればせっかち以上にタチの悪い病理だ。
ただ、現在の自分の状態を冷静に考えると、「のんびり」とでても確かにおかしくない状態であるとも思える*2。「マイペース」である、と評されるということは、「せっかち」とは対極にいると言えるわけで、この場合単純な速度のはやいおそいはあまり関係がない。速くてもせっかちではないという評価もありうるということだ。すくなくとも現在の私(おうる)はチェックの結果による限り「せっかちではない」。
実用的には、気に入りの音楽とか、言い回しとか、そういうもので 1分なり 3分なりを測るとかなり正確になる。例えば、「椰子の実」を 2番まで歌うとちょうど 1分前後になるとか。慣れればプラマイ 1秒に収めるくらい軽い。なにかひとつ、いつでも口ずさめる歌で覚えておくとなにかのときに役立つかもしれない。

*1:というか、ゆとりがない

*2:というか、停滞しているとも言う