便利なことは認めてやろうという気に(少し)なってきた。

少し、な。
月曜日である今日、定期が切れていたのは前々から計算ずくのことだったのであるが、それをすっかり忘れて改札を通ってしまったのは計算ではない。そこで改めて、いろいろ再計算する。今おそらく改札入場の時点で普通の SUICA チャージ分から \130 が徴収されているだろう。モバイルSUICA は、入場中には定期その他の購入手続はできない。ここで踵を返して \130 を全くの無駄な出費とするか、とりあえず目的駅まで行って改札を出て、復路片道分の運賃だけでも定期でまかなうか、いっそのこと今日は往復とも通常運賃を支払って、定期購入を 1日繰り延べるか。なお、定期購入の時間的余裕なら、早めに出ているので、充分ある。
結論が出た。考える時間が惜しい。階段を再び上って自動改札に携帯をかざすと、警告チャイムとともに改札が閉じた。あら、駄目なのか。有人改札へ移動して携帯を手渡す。駅係員が何かの装置に携帯をかざして処理しようとしている。「定期、切れてると思うんですけど」「は、定期?」「そう、定期」「ああ、定期」みたいな間抜けなやりとりののち、私(おうる)の携帯は帰ってきた。流石にちょっと悔しいので言ってみる。「今、入場料 \130 取られてるんですよね?」と、予想外の返事が。「いや、1分以内だったから大丈夫です」
なんですと?
思わず「はあ、そうなんですか」なんていう間抜けな返事をしてしまった。へぇ、1分以内なら課金されないのか。それは、ちょっとすごい。
その後、ほんの 2〜3分ほど、携帯からの処理のみで定期購入完了。すぐさま再入場。こんなことで様々な懸念まで払拭できたわけではないが、正直ちょっと見直したぞ、SUICA