LR41 かと思ったら違ったという話

どうでもいいんだけど。
よくよく見たら厚さが違うのみならず直径も小さい。言っては失礼だが安い機器に使用されているという先入観からより普及度の高い電池を使用しているとすかさず思い込んでしまったわけで、つまり海外製品を甘く見ていた。
型番を見ると「SG1」と刻印がある。ってやっぱり海外製品を甘く見てはいけない。なんですかその番号は。懐かしの水銀電池ではありませんか。環境への配慮により市場から駆逐されて久しいはずの品物がどうしてこう平気な顔して出てくるのだ。侮り難し中国。当然単体での入手不可能。仕方がないのでノギスでサイズを測ると、φ6.7 × 2.15mm ぐらい。「ボタン電池対応表」で見ると、これに近いものと言ったならば、SR621SW しかない。やっぱり普通に買えば本体より電池のほうが圧倒的に高価い。
【後日追記】水銀電池と酸化銀電池では電圧が異なるので、サイズが同じであったとしても場合によっては使えない。特に時計や露出計などのデリケートな器具の場合。水銀電池を使用しているような機器の場合、間違いなく古いものなので、電圧制御をしてくれる保護回路が内蔵されていることなど期待すべくもない。一部型番の水銀電池については古い機械式カメラのためにより小さいサイズの酸化銀電池を使用できるようにするアダプタが発売されていたりするが、流石に SG1 用のは出ていないだろう。
なんかちっちゃな LED を点灯させるとかそんな程度だったら、多少電圧が違ってもどうということもないはずだから、そんな場合は酸化銀電池を使用してもいいだろう。果たしてそこまでの投資をして使いたいかどうかというところが最大の問題となる。