銀行チェック!

owl2003-06-03

いま、話題のりそな銀行の根元的なサービス精神をチェックする。…といっても、嫌がらせや酔狂で試みるのではない。実際に必要が生じた(出勤前に通帳記入等の必要があった)から、ついでの意味も込めて試すのである。
テスト内容は、「現在○○(駅)の近くにいるのだが、最寄りの支店はどこか。」を訊ね、調べてもらう、というもの。実際によく想定されるはずのシチュエーションである。ロードマップのような地図から探すのはかなり大変な作業となるし、「NTT番号案内」などでも調べにくい。そこで、これを銀行に直接電話で問い合わせてみる。因みに、りそな銀行i-mode コンテンツには、店舗検索(or 一覧)は含まれていない。

  1. 新宿支店
    私(おうる)の口座がある支店である。通帳に電話番号があるので、かけてみる。「馬喰町(ばくろちょう)にいるのだが、最寄りの支店はどこかわかるか」と問い合わせ。しばしののち、「秋葉原支店」と「神田支店」を紹介される。調べるまでもなく、この 2店舗は徒歩圏内ではない。仕方がないので、両支店の電話番号を伺い、こちらに問い合わせますと電話を切った。「申し訳ありません」との詫びがあった。新宿支店に馬喰町のことを問い合わせてここまで対応してもらえればまずまずではあるが、目的は果たせていない。
  2. 秋葉原支店
    新宿支店と同じように問い合わせてみる。しばらくののち、「馬喰町は何区か」と聞かれる。ここで、行員さんは支店の一覧表しか持っていないことが判明。区境の近くで駅も入り組んでいる馬喰町付近では、「何区か」という情報は役立たない。ともかく「千代田区だと思う」と答えると、「本店営業部」だとか「日本橋」「丸の内」など、どう考えても徒歩圏内ではない店舗ばかりの名前が挙がる。「ちょっと歩いていけませんよね」というと黙ってしまった。「そちらではわからないということですか」と訊ねると、「その附近には支店がない」との返事。では結構ですと電話を切る。詫びの言葉は無し(別に詫びて欲しいわけではないのでいいのだが、新宿支店と差が付く)。さらにいえば、馬喰町と聞いて JR の駅名だと思いつかないのは、いかがなものか。最寄りの店舗に「行きたい」とこちらが言っているにもかかわらず、そのことに関する案内も全くなかった。
  3. 神田支店
    今度はまず「そちらの地番を教えてください」と切り出してみる。すると、「地下鉄の小川町駅 A3出口のすぐ」と、わかりやすい説明をもらえた。そこで「いま浅草橋近辺にいるのだが最寄りの店舗は…」と訊ねると、「JRの浅草橋駅ですか」と確認されたのちに、「浅草橋支店」を駅からの案内つきで紹介された。電話番号などを聞き、礼を言って切る。ふと見上げると、その支店は先の交差点の反対側すぐのところにあった。ここは浅草橋駅よりもむしろ馬喰町駅に近い。

…というような具合で私(おうる)は無事銀行での用事を済ませることができたわけだが、結局、要領を得ない受け答えなどに阻まれて時間と電話代を浪費した。印象は神田支店が最もよかったが、「地番」の意味が分からなかったようで、それはそれでどうかと思う。ひとつ確実なのは、私(おうる)が本日試したような内容の質問には、あらかじめ準備がなされていないということである。



りそなの前身のひとつである「あさひ銀行」のキャッチフレーズは、たしか「Retail Top Bank」だったような気がした。
因みに、数年前、同じようなことを NTT DoCoMo で問い合わせたことがあったのだが、その際は非常にスムーズに的確な回答があったという記憶がある。