撮れてはいたのだが

先日 高機動型逍遥がてらに LOMO で撮影した写真が、想像していたレベルを数段凌駕する勢いで「おもしろくない」。おもしろい写真を撮ったつもりなどはじめから無かったのだが、それにしてもである、なんでこんなつまらないアングルばかり切り取ってしまったのだろう、と頭を抱えたくなるほどつまらない。LOMO のレンズ性能には毎回毎回どきっとさせられるものがあり、今回もそれはあったのだが、シャッターを押す人間側の問題が露呈しているのだろう、写真として「おもしろい」カットがただの 1葉も無い。
「自分で納得のいくカットなんて 36枚撮り 1本の中に 1枚もあればいいほうだ」という言葉を思い出し、今回の 12枚撮りで切り取った 13枚が全てどうしようもないものだったにしても別に臆することはないのかもしれないなぁなどといいわけがましいことを言ってみたりするが、それにしても、今の撮り方は甚だ中途半端でいけない。カメラを使って何がしたいのか、が、自分で全くわかっていない、そのことがわかってしまう写真なんて、誰かに見せられるはずがないし、自分自身でだって見たいわけがない。