その後の劇的な変化

軽く指を負傷していたのだが、すっかり白化・硬化して死んだと思っていた部分の組織が、今日の午後、ふと気付いて見ると、じわっと血の滲んだような色に変化していた。柔軟性もほかの皮膚とほぼ同程度に戻っており、しこりのようになっていた部分が無くなった。
からだの治癒力ってすごい。どうなってしまうのだろうかとちょっと危ぶんでいたのだが、もう、大丈夫だろう。
きっと、周りの組織が、その「やられちゃった部分」の扱いをどうしようか、慎重に検討していたのだろう。そして今日の午後になって、いけると踏んだ。それまでは自分たちの修復もあって手が出なかったというところもあるのかもしれない。元通り仲間として、自分たちの一部として迎えよう、と決めるが早いか、一気に血液を注入し、栄養、水分、そのほか細胞が生きてゆくのに必要な物を供給する。血管の修復はそのあと、神経の修復はそのもうちょっとあと、といった次第。
ただ、別の指の負傷部位は、今更のように痛み出した。皮膚最表層の角質部分はいかにあっても修復不能である。酷使に耐えきれず、割れて、切れている。ちょっと深いあかぎれ状態。力を加えると、その角度と強度によっては激痛が走る。こちらは、回復への道のりが 1日ほど遅れそうだ。
すさまじく利き手に頼った生活をしている現状、利き手の負傷は致命的だと理解した。今回は「痛いので使いづらい」程度のレベルなので、まだよかった。指だけだし。
私の手も、呼吸法により硬化とかできればいいのに。