お仕事お疲れ様です(ほんとに)。

当ブログ(ってやっぱりブログなんだよなぁここって)は「研究所」などとうそぶいている影響があるのかどうかは知らないが、ともかく、なんか聞いたことあるようなドメインからのアクセスが結構ある。一流どころの企業さんであるとか、大学、研究所、等々。先日も風邪関連の検索で、医学部が名高い某私立大学のドメインからの御来訪の痕跡があった。以前には湿度関連の検索で、某空調トップメーカーからの御来訪もあった。勿論、大企業をはじめとする大組織にはそれこそいろんなことをしている人がいて、部外者の抱くイメージに反してその有名な分野に関して全く詳しくない人も中にはいるだろう、というかむしろそういう人のほうが多いのかもしれない。一眼レフカメラなんぞ触ったことすらないというニコン社員もいるかもしれない。ベンゼン環を見ても意味のわからない旭化成の社員だっているかもしれない。喘息持ちの JT 社員だっているかもしれない。…っと、流石にそれはあんまり関係がないか。それでもあれだ、聞けるもんなら私が聞きたいというぐらいの、日本でも屈指の専門家が社内にいるんじゃないの、ぐぐったりとかそんなのより社内のひとに聞いたほうがよっぽどいいんじゃないの、とか、ときどき思ったりする。
しつこいようだが、相対湿度の計算方法については、当研究所(跡)では こちら にまとめてある。
余談はともかく、というか、本論が既に余談なのでどうでもいいのだが、まあ、ネット検索で情報収集する人にもそれぞれいろいろな目的があるのだろうから、検索語だけではそのニーズまでを正確に推し量ることはできないのだが、少なくとも「露天温度」とか「ノニナール」といった「ちょっとゆるめ」の検索語で当たって来ている人は、誤字や誤記を積極的に調査しているのでなければ、その分野の専門家でないことだけはわかる。また、はてなキーワード「#N/A」のページから当研究所の記事へ飛ばれた方は、そういうものを自ら書いておきながら言うのも甚だ持ってアレではあるのだが、正味な話、検索の切実度を疑う。
そして、アクセスの時間。企業ドメインから深夜帯にもアクセスがあったりする。その時間、その人は、どういう具合で仕事をしているのだろう(あるいは、していないのだろう)。全くもって他人事ながら、心配になってしまう。指折りの一流企業であるところの電気製造メーカーの中の人が、夜中、湿度の計算方法について検索をしているのである。一体何事であろうか。まだ「#N/A」で検索している人のほうがわかりやすい。きっと Excel か、統計資料とかでつまずいたのだろう、とか、予想がつく。そして、きっと何らかの役には立ったかもしれない、立たずとも一助にはなったろうという一定の手応えがある。しかし、「真夜中の湿度検索者」にとって、当研究所(跡)の垂れ流している情報は恐らく何の役にも立っていない。そして、必要な情報を求めて、この時間ほかに頼るすべのない検索者はネットの海で溺れ、時間ばかりを浪費してゆくのである。アーメン。
…などとどうでもいい想像をしているうちに日が替わったようだ。要するに、さして記すようなことのない日が、過ぎていった。寝なければ。そんなわけで、皆様、また来世のこの次元でお遭いしましょう。
BGM:ハミングがきこえる(カラオケのほう)←さくら(も)さんにもカヒミカリィさんにも悪いが、歌詞要りません。