無理矢理階段


写真ではよく判らないと思うが。
2つに分断された歩道の半分が階段になっている。おそらくは、建物の入り口へのアプローチを残すための措置だと思われる。坂自体がかなり急であり、歩行者にとっては階段のほうが楽かもしれない。だからこれは充分に機能性を維持しており、意義もある。所謂「トマソン物件」の一種「無用階段」ではない。しかし、この階段の理不尽さはそのいくつかの有用性を凌駕して余りある。この階段は、ステップがなお傾斜しているのである。
坂なのか。そこまでして坂なのか。
西日暮里駅。山手線は段丘崖のすぐふもとを通っており、段丘(武蔵野台地?)の上に出るにはかなり急な坂(若しくは階段)を上ることになる。