技術の進歩とかそんな内容に関連する。

昔は、クリップ式の小型扇風機など、正味な話うるさくて使えたものではなかった。そして意味もなく重たいので、結局はクリップが荷重に耐えられないから使える場所が大層限定された。しっかり固定したらしたで今度はその振動が共鳴してうるさいことこの上ないという始末。余計寝苦しくなったりするつらい経験。
いっぽうで、ここのところのこの暑さである。じっとしているだけで汗がだらだら出る。そういう体調になるとわかっていて体質改善を怠っている私(おうる)がいけないのは充分承知なのだが、その不快感もさることながらここまでエネルギーロスが大きいと流石にしんどい。そろそろ限界が近い気がする。せめて風が当たっていれば状況はかなり違う、ということを実験で得たので、背に腹は代えられない、多少の問題には目をつぶり、実効を取ろう、という方針に。
でもって今回、ホームセンターで物色してきた 15cmΦのクリップ式扇風機は PB で、価格は \880.- (税込)。正直、安い。でもって、安いなりのことしかないのだろうと思っていたが、これがまた、結構使える予感。音もそれほど気にならない。モーターを安く、軽く、コンパクトに作る技術の向上、およびプラスチック整形技術の向上は、末端商品(失礼)の底上げにも明らかに貢献しているというわけだ。体感温度を下げるためだけならばこれで充分かもしれない。この夏もきっと電気代が馬鹿にならないから、節約のためにもう 1個購入してしまおうかな。
…という具合に結局はなんの節約にもなりはしない、道具好きの陥りやすい罠。