結構揺れました
発生時刻 | 発生場所 | 規模 | 最大 震度 | ||||||
年 | 月 | 日 | 時:分 | 地域 | 北緯 | 東経 | 深さkm | M | |
2005 | 07 | 23 | 16:35 | 千葉県 北西部 | 35.5 | 140.2 | 90 | 5.7 | 5強 |
16:42 | 35.6 | 140.2 | 70 | 4.7 | 2 | ||||
17:38 | 35.6 | 140.1 | 70 | 3.7 | 1 |
さて、問題を感じたのはその先である。みんな、「大地震の直後には電話を極力使わないようにしよう」ということを 2度や 3度は聞いているはずだ。そして、頭には入っているはずだ。何故、それがいけないのかということも知識としては知っているはずだ。
でも、いざという場に臨んで、誰しもそんなことは吹き飛んでしまうらしい。
「私ひとりぐらいいいだろ」とか、思うらしい。「私が連絡を取ることは、他の人のそれより遥かに重要なことである」と、思うらしい。繋がらないと強烈な不安にとらわれるらしい。(→で、リダイアルを繰り返す。) 繋がれば繋がったでと単にホッと安心してしまうらしい。(→で、だらだらと長話をする。)あるいは「この程度の地震なら、非常時体制を取るまでもないから、今、私が電話を使っても大丈夫よね」なんて思うらしい。
いかんよね。ほんと駄目だよね。こういう、それほどでもない地震の時に、隣人のつい取ってしまったタブーな行動、そして、自分が取ってしまったいけない行動、また、取るべきだったのに取れなかった行動、その他諸々を振り返って、反省し、来るべき時に備える必要があるだろう。
■ …とか言ってみたけど。
「大したことない」は死者や怪我人の人数をみて述べたものであって、経済的な話ではない。今回の地震では、首都圏において交通網がほぼ完全に麻痺状態となった。しかもその状態が数時間続いたようだ。土曜日でまだ良かった、のか。それとも、土曜日だから復旧が遅れた、のか。なんだろ、テロに備えるあまり、対災害シフトが組めなかったのだろうか。それにしても余程だ。
気象庁は、先頃の地震の傾向をみてか、まだ強い余震*1の発生がありうると、予断を許さない姿勢。ま、油断するよりは良かろう。
■ 念の為書いておくよ。いいねみんな。(というか俺。)
反省しましょう。(>専ら私(おうる))
- 地震の直後は、ほんとうに必要なとき以外、不用意に電話を使用すべきではない。
- 一旦輻輳(かかりにくい状態)が発生したら、リダイヤルをしてはいけない。
- 輻輳状態が促進されますます復旧が遅れる。慌てずほんの少し待て!
- どうしてもの電話は最低限の要件だけ速やかに伝達して、1秒でも早く切れ!
- 理由は言うまでもない。あなたが早く電話を切れば、そのぶん他の誰かが通話のチャンスを得るのである。繋がったからといって油断してるんじゃないよ!
- メールのほうが通話よりも回線に優しい
- だからといって写メとか送ったら本末転倒。
- メールも遅配などが起こりうるので注意。というか、メールだけの連絡で災害時に完璧な安心が得られるかというと、大抵の人がそうはいかないというのがまだまだ実際。だったら、少し待って、しっかり話をして、気持ちを落ち着けてから行動するほうがよいだろう。
- その地震が大地震(大災害)であるかどうか判断するのは、あなたの役割ではない。
- 自分に都合のいい状況判断をしない。例えば、あなたの立っていた場所が震度2 だったからといって、それがそのまま、あなたが電話を使うべきか否かの決定理由にはならない。
- …とはいうものの、最後の最後は自分の判断がその後の運命の最先端部分を決める。
- まわりをみて、集められる情報をできるだけ集め、指示系統があればそれに従い、その上で頭を回転させてもっとも合理的な判断をすること。
というかむしろ自戒そのものだこれは。私(おうる)も偉そうなこというぐらいなら、救急救護のレクチャーとか受けておいたほうがいい気もする。(でも赤十字、嫌いだからなぁ←好き嫌いの問題か)
*1:M5 クラス、最大震度 4 程度