調べてもわからない

生物の名称は、データが充分でない場合、子細に突き詰めることが必ずしも親切とは言えない。間違った種に同定するよりは、属や科のカテゴリまでで絞り込みをやめておくことが必要である。 …のだが、例えば可能性が 数種まで絞り込まれているにも関わらずそれが 2つの属にまたがる場合など、ほんとうはもう少しわかっているのにも関わらず「○○科の一種」とせざるを得ない場合など、ほんとうはちょっと口惜しい。
現物を相手にしている場合ですらそうなのであるから、英語で書かれた生物名を日本語に直さなくてはならない場合にはもっと厄介である。まず最初に、「相手」がどこまで絞り込んで来ているのか見極めなくてはならない。正直なところ、そこまでのものは要求されていないということはわかっているのだが、いい加減なものはつくりたくない。それは、わずかのあいだでも生き物でごはんを食べていた人間として、翻訳という名のもとに適当なことをやって涼しい顔して荒稼ぎしているような輩には負けたくない、というつまらない意地みたいなもの。
でも、意地だけでは越えられない領域があるのも事実。
「Legue」ってなんなんだ*1。ぐぐってみても、「League」のスペルミスしか出てこないじゃないか。

*1:どうやらハゲワシの一種か、そのあたりであるようだが。