わりとどうでもいい漫画の話と見せかけておいて

いまやってる 月9*1 のなかに
「ああ、それ、スラムダンクスラムダンクの科白。最後になんか格好いいこと言いたくて前の晩一生懸命考えたんだけど、どうしても思いつかなくて。…悪いコトしちゃったね。」
というような科白が(ちょっとしたツカミとして)出てくるという件について、だからといって正味な話、大した意味はないのだが、漫画はまだまだ quotable(引用可能)なメディアとして認知されていないんだなあ、と改めて思った、ということ。
例えば「その当時」、『潮騒』から金言を引用したらどうだったのだろうか。『伊豆の踊り子』からだったらどうだったのだろうか。いま、例えば『セカチュー』から引用したらどうなんだろうか。『鬼平犯科帳』からだとどうなのか。スラダンではなく『バガボンド』だったらギャグになり得たかどうか。『MASTERキートン』とか『火の鳥』あたりだとどうか。
…てな具合に、なにかを考える手掛かりにはなりそうだ。とはいえ所詮、端緒が 月9 だからそこで既にグタグタなわけだが。
そういえば矢口真里が「月9」を「げっく」と言っていたのがちょっと印象に残った。お里が知れますぜ。