自閉症は免罪符になりません

「この子自閉症だから」と言われても、見た目からわからないその症状が「行動が粗暴で落ち着きが無くて手癖が悪くおっちょこちょい」であって、それゆえ周囲に迷惑がかかるのであれば、その「自閉症だから」はまさしくいいわけに過ぎない。
むしろ私（おうる）には、自閉症ということばに魔法をかけられて充分なしつけとマナー教育のできていない保護者と、保護者から適切なインストラクションを受けられないため迷走している子供、という構図が見えた。
全ての子供は多かれ少なかれ自閉傾向を持つ。だから、それが「病気」なのか「正常の範囲内」なのかは、素人にはなかなか判断ができない。みため（表情や目つきなど含む）でわかる類いのものでもない。しかしさればこそ、病気だろうがそうでなかろうがその「周りが見えていない行動」によって害をなすのであれば、それは放置できない。その子がどうこう、ではないのだ。その子の行動が問題なのだ。そして、その行動をコントロールできない保護者がいけない。
というか「自閉症だから許される」というその発想が許し難い。これは私（おうる）自身の「許されることの無かった幼少時代」から来るひがみである。