同居人は

数日前からときどき姿を現しているハエトリグモ。かなり立派な成体である。クモ好きな私(おうる)(というか、むしろ好いてやまないぐらい)にしてみれば、同居も吝かではない。徘徊性のハエトリグモならなおのこと*1。ただ、この時期はいいが、夏にでもなれば室内において化学兵器が頻繁に使用される。所謂「害虫」たちに較べてクモのほうが化学兵器に弱い。故に同居は、難しい。
だから、彼には暖かくなった頃、適当なタイミングを見て、出ていって欲しいのだ。残念ながら、たとえ全長わずか 7mm のいきものにしても、野生生物とは適切な距離というものが存在する。
といいつつやはりその存在は大いに気になるところであるので、「写真日本クモ類大図鑑」*2で調べる。すると、もっともらしいのは「アダンソンハエトリ」であった。ただし♀。女の子だった。まあ、だからどうだということもないのだけど。

*1:造網性だと厄介でしょ。

*2:ISBN:4030032001