損した気分になる。

風邪のほうはかなり執拗な抑え込みが効いているようで、表面的な症状は極めて軽い。しかし、身体の軋みは意外な方面から私(おうる)を襲った。段ボール箱をやや不自然な体勢で持ち上げたその瞬間、背中がパキーンと言った。いや、私(おうる)には多分その音が聞こえた。次の瞬間、背中じゅうに広がるじーんとくるような激痛。やってしまった。重心と作用点のオフセットを取りすぎていた、などと言ってみてもあとの祭り。というか普段だったら特段気にするべき動作ではなかった。今日は筋肉がある意味固まりきっていたのかもしれない。軽いめまいなどを伴う風邪の症状が、運動神経の機能をほんの僅か狂わせたのかもしれない。
ともかく、痛みは完全に取れぬまま夜を迎えた。椎間板ヘルニアを患った人の話を聞くと、発症時には身じろぎひとつできないという。*1私(おうる)のはそこまで酷くない。また、痛みの「震源」は正中から右寄りにずれている。また、患部は肩胛骨の下端よりも上に位置する、つまり、かなり上のほう。だから、私(おうる)のこれはヘルニアではない。きっとヘルニアではない。そう信じたい。信じてやまない。
ってそんな話ではなく、風邪の話であった。ともかく全身の微妙な痛みやら背中の極端な痛みやら、酩酊感やら疲労感やらに苛まれつつもパフォーマンス含めて外見上は至って健康そうな雰囲気で日中を過ごす。あまつさえ、なにあいつは機嫌が悪いんだぐらいにしか思われないその状態、これはあからさまに損をしている。ウィルスだかなんだかに対してかなり善戦しているのは、日頃の鍛錬の賜物である。しかし、ウィルスだかn(以下略)に冒されているのは間違いのない事実。つらいものはつらい。今日のように思わぬトラブルだって呼ぶ。別に同情やいたわりが欲しいわけではないのだが、個人的努力により普通なら休まざるを得ないところを若干のペースダウンにとどめているのにペースを落とせばサボっているだけにしかとられないのが心から癪だ。ひとによってはその不調にすら気付かず、気付いたにしても「馬鹿か、ほんとうの風邪ってのはもっとつらいものだ」とばかりに馬鹿扱いしかされないのが心ならずも癪だ。*2
薬でも仕込んでさっさと寝よう。…とか書いているその間にさっさと寝れ自分。

*1:「会社休みます」の電話をかけようにも、電話のもとまで移動できないのだそうである。

*2:要するにアレです、おまえらなんかだいっきらいだといいたいだけなのかもしれない。ぺっぺっぺっ。ごほごほごほ