ラリマー

ストーンマーケット下北沢店にて購入。

長径約 27mm 。タンブルストーン*1だというのに、1個 \1,050.-(税込)。やたら高い! 品位はあんまり高くないし(撮影した面の裏側には結構茶色い部分があり、クラックも著しい)結構傷だらけ(全面に一定方向のひっかき傷があるし、裏面には顕著なクラックもある)だというのに、高い。お店に置いてあるタンブルストーンではいちばん高額だったかもしれない*2。なんだろ、やはり人気の石だから、ということだろうか。
勢いにまかせて買ったはいいが、とりあえずどうしよう、ということで、金具を付けて超安直トップにする。超安直とは言っても、超硬ビットとリューターは必要。というか私(おうる)がどういう経緯で超硬ビットを持っているのかよくわからない*3まま使用。それでもリューターが俄然実力不足なので 5mm 程度しか貫入しない。あとは金具を切り詰め、ヤスリで細くして、接着剤(エポキシ)で固めて誤魔化す。超安直なのだからこんなものだろう。エポキシが硬化すれば完成。終了。
ラリマーについては、いろいろ詳しいところがあちこちにあるのでここでの詳述は避けるが、半透明〜不透明な針状結晶の集合体ということで、その文様は「泡立つ感じ」とでも言おうか、複雑で深みがある。うまくするとスター効果の現れるものもあるだろう。水色と白という色味の影響もあってか独特の透明感が醸し出されている。悪口を言えば、ガラスっぽい。マーブルガラスにそれらしい色を付けたものを「これがラリマーです」と渡されたら、私(おうる)には判らないかもしれない。
ジュエリストからすれば、石そのものの癖や個体差が強く、どう料理したらいいのか微妙に迷う、飼い慣らしにくい石のような気がする。ターコイズマラカイトと同じように考えればティアドロップ型やオーバルなどなら爪や覆輪で噛ませてもいいだろうし、穴をあけてシンプルに吊してもいいかもしれない。カメオなんかも上品だろう。あと、ラリマーのビーズはきれいかも。
幸運の石だそうだ。私(おうる)は石のエネルギーだとか効能だとかそういったものには興味がないのだが、広い意味で言えば、魅力的な石には力がある、これをにわかに否定することはできない。
id:kina:20050125#1106616096 さんにインスパイアされて。

*1:タンブラー(回転ドラム式研磨装置)で磨くのでタンブルストーン。あるいは、転がる(tumble)石(stone)だから、「石ころ」。

*2:正直、時間がなかったのと、時間がないのを言い訳に、じっくり見てこなかった。

*3:たしか 10年以上前に、何に使うのかわからないまま秋月電子で購入したものだったと思う。