ヘモグロビン(hemoglobin)はヘム鉄(Fe3+)を含む蛋白質であり

owl2004-10-17

そんなわけで明日になったので(より厳密には明日であった日が今日になったので)早速組み立ててみた。(参照:昨日が今日であった日の日記
あっさり完成。やってみればなんのことはなかった。「模型とラジオ」*1なんかで鍛えた模型少年のテクと魂は衰えてはいない。(進歩もしていない。orz)

裏側はむき出しですよ!
でもって「セロテープで絶縁しよう」なんて書いてあるところはちょっとしたプライドでもってスミチューブ*2とか使用してみる。

基板は出来合いのもののようだ。例えば秋月とかそういうようなところの雰囲気。「TG-417 METAL DETECTOR」とある。2石(2SC945)+ゲートIC(4011)。出力は圧電素子ブザーのみで音量調節などは勿論できない。 LED インジケータ等は無し。 

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早速テスト。
コンパクトゆえ、コイルの直径が小さい。*3このため、比較的小さい金属でも反応するようだ。これはむしろメリットかもしれない。また、一般にLC発信方式の金探は(って他の方式は知らないのだけど)非鉄金属、とりわけ貴金属が苦手なのだがこいつはシルバー(.925)でも結構よく反応する。
ただし、性質上、表面積の大きな金属によく反応するのであまり金属然としていないもの、名目上金属とは扱われないものなどによく反応したりする。例えばタバコの銀紙、プラスチックに金属質のメッキを施したもの、鏡、CD など。これもまた金探の一般性質である。小さい金属はおおむね表面積も小さいということになり、反応する可能性が低いには違いないが、その形状に大きく左右されるため一概には言えない。
とまあ概論はさておき。
この金探、チューニングにもよるだろうが*4かなり感度は良さそうだ。あまり深くないところの金属質ならば結構よく拾うようだ。ただし、使用中に鳴りっぱなしになり再チューニングが必要となることもままあるもよう。金探は磁界の変化を感知するもの*5なので、こういうように感度がドリフトする現象も一般性質なのかもしれない。(エナメル線の端をちょっと動かしただけでもチューニング位置はずれるから、裏側むき出しの本機にとって再調整はある意味不可避。)参考までに、遮蔽物がない状態で充分な表面積を持つ鉄に近付けた際、反応距離はセンサーからオブジェクトまで 約32mm 。アルミでは 約25mm 。真鍮で 約20mm 。銀(.925)で 約17mm 。銅でも 約17mm 。金(といっても金箔だが)で 約23mm 。
試みに、チューニングをギリギリにもっていっておき、自分の心臓に当ててみる。なんと反応するではないか。首筋や肘の内側に当ててみても、「ぴー」。
…やっぱり私(おうる)はアンドロイドだったのか。本人の知らぬ間に、私(おうる)の体内には金属パーツが多用されているようだ*6

*1:月刊「子供の科学」を出版する誠文堂新光社の発行していた月刊誌。いわば学研「科学」の競合筋

*2:熱収縮チューブの一種で結構高性能。

*3:因みに寸法は おおよそ L19.5 × W4.5 × D2.5cm 。コイルは約3cmφ。

*4:半固定VRで調整する

*5:…と「6年の科学」には説明してあったがほんとうは極度にわかりやすく説明しているに過ぎない。「磁界の変化を感知する」のなら磁石にも反応するはずであるが、実際はフェライト磁石には反応しない。

*6:赤血球もある意味「パーツ」と言えようか。…ま、「金属パーツ」かどうかはともかくとして。