レア指向者としては微妙にアンビヴァレント

はてなアンテナに自動挿入される広告で見かけた「キュリオシティ」の、左利き用グッズページ。グッと来る特殊道具のようなものには異常なまでの関心を示す私(おうる)としては、自分に関係がなくともこうした「特化された道具」にはハートが動く。しかもこれら「左利き用」というのは「特殊」でありながら「汎用」であるというポジション的にかなり絶妙なところにいる。素敵だ。
かくいう私(おうる)は圧倒的なまでの右利きである。左手はてんで不器用だ。しかしそんな私(おうる)も利き足は右*1。幼少のみぎりには左手をかなり使っていた。未就学時代にはどちらの手も使っていた。野球では、どちらのバッターボックスにも入った。6歳の頃の握力は両方ほぼ同じか、左の方が若干強かった。因みに父親は右利きだが母親は左利き、兄貴は左利きの傾向が根強く残っていたように記憶している。
箸を使い、鉛筆を握り、はさみを持つことを教わり…といった段階で、右利きに矯正されていった結果、私(おうる)は恰も生粋の右利きであったかのように成長していくことになった。
これには恐らく、左利き故の困難や徒労をとことん知ってきた母親の配慮があったと思われる。しかし、私(おうる)はどちらかというと左利きのままにしておいてもらっても一向に構わなかった。理由は、そのほうが人数が少ない、要するにレアだから。
とかいいつつ、左利きのほうがいいんだったら正味な話いまからでも左手を主力として使用する訓練でもなんでもすればいいようなところであるはずなのだが、そこまでそういうようなつもりはないあたりが中途半端。両手とも器用に使えればそれは便利だと思ったりはするけど。

*1:利き手と利き足は逆になることが多いらしい(それが普通)と聞いたことがあるような気がする。