タラちゃんじゃないよ。

Anyone who can't explain his work to a fourteen-year-old is a charlatan.
訳すると「誰であろうと、14歳の少年に自分のシゴトを説明できないなら、その人は山師だ。」てな具合になろうか。
ただ、こうも世の中が高度に複雑化してくると、それぞれの先端部分というのはどう努力しても 14歳の範疇を越える。そして社会や学問の進歩は、その最先端のごくわずかによって主に為されるというものだ。
即ち、世は山師(にしかみえないひとたち)の存在によって成り立っている。
私(おうる)は最早 山師 足りえないわけで、かといって教えを請うような 14歳でもない。そこで「なぜ活性因子が数%のカルサイトにだけ蛍光現象がみられるのか」という問いに対して「不純物をスパイスと考えてください。黒胡椒の全く入っていないカルボナーラは美味しくありませんよね。でも入れすぎると胡椒の味しかしない。そんな感じです」とか言ってみるのである。
すべからく、世は山師(ほんとうの意味での)の地道な活動によって円滑に動いているのである。