あじさい

owl2003-06-09

東京地方はまもなく入梅だそうである。安直だが、梅雨といえばあじさい。あじさいの色と言えば淡い青、しかし赤いものもある。この色はどうして決まるのかというと、実は土の pH (水素イオン濃度)によって決まる。
あじさいはいわば、土のリトマス試験紙なのである。

因みに赤や紫のものと並べてみると、こんな感じ。(それぞれ別の場所の株)



土が酸性に寄っていれば、あじさいは赤い花を咲かせる。アルカリ性ならば、青くなる。リトマス紙と同じ。赤なら酸性、青ならアルカリ性(ただし、リトマスのように正確なものではない。勿論、中性なら中間の紫になるかというと、必ずしもそういうことでもない。)
だから、赤いあじさいを青くしたいときには、土壌改良剤として消石灰を撒いてやればよい。逆の場合は…お酢を混ぜてやるといいのかな。よくわからん。赤土を入れてやれば多分オッケー。
【追記】どうやらアジサイの場合はリトマスと逆、ということらしい。酸性土では青、アルカリ性土では赤。ただし、花の色を決定する因子は土壌の pH だけではなく、アルミニウムイオンや有機酸も関係しているらしい。土壌の酸性度に従ってアルミニウムイオンの活性が決まり、花の色が決まるということのようで必ずしも酸性度のみに支配されないとのこと。現実的には、

迂闊にも逆のことを書いて 1年以上放置してしまったようだ。ここを見て逆をやってしまった方、すみません。
因みに、いま咲いているあじさいの色を変えられるわけではないので、誤解の無きよう。



普通のあじさいよりも「がくあじさい」のほうが好きだ、という人も多い。いかにも改良種という感じの がくあじさいだが、じつはこちらのほうが原種に近い、という話を聞いたことがある。
バラも、原種に近いものの方が好き、という人も多いやに聞く。野趣もまた風情ということか。



知り合いから「あじさい」という名前のラブホテルを見た、と聞いた。漢字で書いてあったようだ。なるほどそういうことですか。ラブホですからね。
その知り合いがそのホテルに入ったのかどうかは聞き忘れた。