巻き舌練習法、そしておまけのスキップ(笑)

owl2003-06-07

巻き舌とひとくちに言っても、実は数種類ある。私(おうる)は 4種類の巻き舌をマスターしているが、メジャーな言語で用いるのは 2種類。一般に巻き舌というとこれ、というものは、ドイツ語で使われるものだが、現代ドイツ語ではフランス語の巻き舌と同じものが使われているため演劇や歌曲などでしか実は出番がない。いっぽう、もうひとつの巻き舌は、実際には舌を巻かない。いかにもフランス語らしい節回しのひとつといえるが、前述のように現在はドイツ語の巻き舌もほとんどこっち。
そんなわけで実用的にはほとんど意味のない巻き舌。しかしこれをやりたいという人もいる。江戸っ子の「べらんめえ口調」をやりたいという人もいるようだし、椎名林檎大好き、真似して歌いたい、という人もいる。勿論、合唱などでどうしても習得しなければならないという人もわずかながらいるだろう。巻き舌というのは口笛とか、スキップとか、「ウサギのダンス」とかそういったようなものと同じように苦もなくできる人がいるかと思えば習得に非常に苦労する人もいる。しかし一説によると、「訓練次第で 99% の人ができるようになる」そうだから、いまできないという人も気に病むことはない。
問題はその練習法。適切な練習法をもってすれば造作もないことだが、これを誤るといつまで経ってもできないものはできない。そこで私(おうる)がお薦めするのは、合唱部時代に教わった方法。(結構有名かもしれない)
 唱えるのは 「札幌ラーメンとろろ芋」
これを早口で何度も繰り返し唱える。最初はゆっくり確実に。慣れてきたらどんどん速く唱える。これを 3日続ければ、たいていの人は嫌でも巻き舌になっているはずだ。これであなたも「歌舞伎町の女王」。…え、とりあえず役に立たない。いや、そんなことはありません。怒りを表現するなら巻き舌。これ基本でしょ。



ついでなので、スキップをやりたいけどできないひとへ。(または、子供にスキップを教えたいけどどうしていいかわからない人へ。) 通称「Step-by-step Solution」と呼ばれる(嘘)方法を御紹介しよう。
基本は「けんけん」。左右、両足それぞれでけんけんができない人にはスキップは無理。小さい子なら諦めて、大きくなるまでもう少し待とう。大きい子(ぉぃ!)やお年の方なら、無理せず断念しよう。
まずはゆっくり、左右それぞれの足でけんけんをする。同じようにできるだろうか。アタリマエじゃん、などと思わずにとりあえずじっくりやってみることが重要。次は交互に、足を替えつつけんけん。ここもゆっくりでよい。慣れてきたら、けんけんを 2歩ずつで替える。「1, 2, 1, 2, …」のリズムで左右けんけん。ちょっと南米かポリネシアか、どこかのダンスみたいな感じになるはずだ。これをコツコツと続け、だんだん速くしてみる。それと同時に、足元を見ずに胸を張り、手を振る。すると、続けているうちに「1, 2, 1, 2,…」が「タッタタッタタッタ…」のリズムになっているはず。それは、もうスキップ。ほらできた。 
これであなたもスキップマスター。…え、とりあえず役に立たない。いや、そんなことはありません。嬉しいときにはスキップ、これ基本でしょ。

敢えて脳天気に。脳天気に。…脳天気に。