プロの仕事

owl2003-03-30

どうしてプロがやるとガラスがぴかぴかになるのだろうか。その秘訣とは。
用意するものは、普通のガラスクリーナー(ガラス用洗剤)と、普通のウェス(雑巾)。ガラス洗剤を適量スプレーし、ウェスで磨く。ひたすら磨く。それだけ。特殊な洗浄薬品や道具が必要なわけではない。 一体、これのどこが素人と違うのか? プロ曰く、それは、心の込め方が違うのだそうな。いかに念入りに、丁寧に心を込めて磨くかが、輝きの差を生む。だから、素人でも時間と根性をかければ、プロ並みの仕上がりをもたらすことができる。
実はそれこそが、一番難しいことだったりもするわけで、いわばプロのプロたる所以、プロの存在理由なのかもしれない。



自分でする洗髪と、床屋さんでしてもらうシャンプーと、一体どこが違うのだろうかと考察してみた。因みに私(おうる)は他人に施されるマッサージだとか整髪だとかで心地よいと感じた経験がほとんどないし、なにかしら優越感めいた感情も喚起されないので、そういう類いのメリットは感じない。
厳密に言えばさまざまな違いはあるのだろうが、実際はどれも決定的ではない、そんななか、唯一大きく異なるのが「すすぎ」であろう。これをいかに念入りに行うかで仕上がりが違ってくる。あと 15秒の念入りがプロのプロたる所以となる。

お金を取ってその仕事をしているか否か、が必ずしもプロか否かの分水嶺とはならない。あと一手間ねじ込むことができるか、あともう一歩の念を入れることができるか、が、プロかどうかの分かれ目となる、そんな気がする。
さて、私(おうる)はなにをやろう。