「秋葉で買い物」といえば、まず挙がるのが「すだれ」、次に「山用品」。そして 3番目には「革」。誰がなんと言おうとここは譲れない。

「革」と「皮」の違いについては過去日記のこのへんを御参照頂ければと思う。
靴の中敷きが欲しくて御徒町を歩いてみたが、どうも縁がなかったらしく、結果素通りに。どういう中敷きが欲しいのかといえば、衝撃吸収はさておき、クッション性のよいもの。要は、歩き方に癖があるので、中敷きがどんどん後方にずれるのである。ずれないためには、つるつるしていない素材のほうが好都合であると思われる。別に凝った特殊なものでなくてもよいので、どこで買ってもいいのだが、こういうときに限ってなかなか定まらない。ホームセンターに行けばそれらしいのがあることは判っているのだが、なにかこう、別のところで求めたい気分。買い物には気分が結構重要だ。
で、そのまま歩いて「あ、ハナマサ*1とか秋葉にあったんだー」なんてことを思いながら、末広町交差点から中央通りに出る。どうせ秋葉には、工具を調達しに来ようと思っていたのでちょうどよかったのだが、ではどこで中敷きを調達しようか。
…で、秋葉に詳しい人ならピンと来るかもしれない。唐澤商店である。ここは靴屋さんではなく「革屋さん」なのだが、靴関係の品もひととおりある。それほど忙しそうでもなかったこともあり、適当に話をして、中敷きといえば誰しもが思い浮かべるであろうブランドを含め(というかそもそも中敷きのことを思い浮かべる人自体がそうそういないのではあるが)、若干厚めの中敷きを 2種類ほど調達した。たぶんどちらかなら大丈夫だろう。というか、お店の人、「中敷きなんかでなくて、その靴、替えろよ」とか思っていたかもしれないが、そこはそれ。
で、紙小袋に詰めて \100.- の端革も購入。携帯の画面クリーナーなんてそれ専用のものを買わなくても、こういう革屋さんでもって、やわらかい裏起毛の革の切れっ端でも見繕えばいいのだ。
なるほど今回はこういう「引き」だったか、とか思いながら、ある種異様な盛り上がりを見せつつある週末の秋葉をあとにする。

*1:24時間営業の食品スーパー。業務用食材が中心で、安いがとにかくパッケージがでかい。花見とかバーベキューといった、豪快なイベントの際の食材調達にも使いでが良い。