身勝手な妄想の対象

JAF日本自動車連盟)には、大きく 2つの側面がある。ひとつは誰もがまず想像する、自動車のレスキュー活動。私(おうる)も御多分に漏れず、お世話になったクチである。というか、レンタカーのキー閉じ込みをやらかして、電話して呼び、その際会員になったというありがちなパターンである。
JAF のもうひとつの側面というのは、…勿論 JAF には自動車の調査研究や広報、というのもあるのだが、それはひろく安全普及ということでレスキュー活動と同じ括りに入ると考える。これと全く違う側面といえば、自動車レースのライセンス交付機関としての JAF だ。つまり日本においては、モータースポーツJAF は切っても切れない関係にあると言ってもいい。
という具合に、前置きのほうが長くなってしまうわけだが、
街中で JAFステーションワゴンを見かけた。恐らくは救援出動の最中だと思われるが、独得の青と黄を基調としたカラーリングと、旧車独得の角張ったデザインは、夜とはいえ嫌でも目立つものである。そして、クルマを愛し、クルマを知り尽くした者のなせる独得の念入りな整備状況、外から見てもなんとなく感じ取れる「走りそう」な雰囲気。「逮捕しちゃうぞ」か、はたまた「頭文字D」か、というような限界走行を、このクルマでやって欲しい。…別にそんなスペシャルチューンなんか施してないことぐらいわかっているが、なんとなくやってくれそうな気がするんだ、この「青に黄色」は。
久しくハンドルを握る生活などしていないのに会員であり続けているんだから、そんな妄想の少々、笑って見過ごしてくれればいい。