ひとめぼれ対策

先日放送の「トリビアの泉SP」で「一目惚れしましたと声をかけてつきあえる確率は?」というような「種」をやっていた。番組ではフジテレビ社内で 50人に声をかけ、結果、つきあってもいいと即答した人 0人。これは「男→女」のときも「女→男」のときも同じだった。ただし、携帯電話の番号を教えた人数では男女差が大きく出た。「男→女」の際は 50人中 6人(メールアドレスを教えたのは 9人だそうだ)。「女→男」では 50人中 44人。
まあある意味当然すぎて新たな感動のないトリビアではある。ただし、男女とも即決 0人というのは、標本に何か原因があるのかもしれないという気がした。仮にも一応報道機関…というより、人気商売に直結する職場に勤める人間、怪しいものに対する警戒はおしなべて高かろう。「一目ぼれしました」などと言い寄ってくる人間は、普通に考えれば、怪しいのだ。
だとしても、いっぺんぐらい言われてみたいものだという気もする。それはどちらかというと、そんなことを言い出す人間が実在するというならいっぺんぐらい見てみたいという、痴的好奇心。
つきあうは無理にしても、メールアドレスを教える、という人はそれなりいたわけだが、教えるにしても「会社のメルアド」とか「会社の携帯の」とかあるいは「全くの出鱈目」とか、要するに体のいい回避の手段、モーションとして「メールというコミュニケーション」を使用している節の多々ある様子があからさまに見受けられた。そういうツールなのか、メールは。
それにしても、だ。世の中にはひとめぼれというものが存在するわけで、それを伝える場合どうするのが効果的なのか、それを伝えられた場合どう対処するのがスマート(で、且つ安全)なのか、は、かなり高度でおもしろい課題だと思った。これってトリビアになりませんか?(なりません。)