無意識に書店員を威嚇する存在

書籍通販は便利だが、受け取りのことや最短でも 1日のタイムラグを考えると、実店舗で普通に購入できる書籍を敢えて通販で手に入れるメリットはあまり無い。でも、書店員のレジ応対が鬱陶しい、面倒臭い、気後れする、という人は少なからずいるはずだ。私(おうる)は、それが嫌だというほど非コミュではないし、総じて書店員は接客業の中でも質の低いほうではない(というか、低質店員の店には行かなくなるので同じことだ)と思っている。それでも結構「何だかなぁ」と思わされることはあるものだ。それは主に、書店独得の事情に起因する。
文庫本や新書、漫画などを購入すると*1、「カバーをおかけしますか」と訊かれる。「結構です」と答える。すると大抵の場合「ありがとうございます」など、承知した旨の返答がある。よくある書店のレジ風景だ。
しかし、ここから少々おかしなことが起こる。お金を出し、お釣りを受け取り、諸々済んだあと、何故か店員さんは高確率でカバーを掛ける準備を始めるのだ。ここで「カバーは結構です」と(再度)言うと先般のやりとりを思い出してくれるわけだが、わざわざ言うのも面倒なので黙っていると途中ではっと思い出す人もいてなかなかおもしろい。
これは私(おうる)だけに起こる現象なのだろうか。ひょっとして「結構です」なんていう言い方が店員さんの頭の中でひっかかり、言葉のほうに気をとられてつい間違うのだろうか。それとも私(おうる)が店員さんを気もそぞろにさせるほど変な(あるいは恐怖な)要素を携えているのだろうか。
コンビニでは「お箸は御入り用ですか」「いいえ」というやりとりの直後におもむろに箸を入れようとするスーパートリアタマさんがたまにレジを打っていたりするので、書店でのうっかりカバーもその延長線上にあるのだろうという想像は可能だが、こうも頻発する*2と、余程のナニカがあるのではないかと勘ぐりたくなる。主にこちらサイドに起因するナニカが。

*1:すみませんいま私(おうる)はつまらない見栄を張りました。
ほとんど漫画です。新書なんてここ数年近寄ったこともありません。

*2:正確にカウントしてはいないが、3回に 2回程度は遭うような気がする