夜の電車内で、いまいち後味の悪い出来事があった。

あの時間帯は高頻度では乗らないので、まあ、いいか。とメモだけして終わりにする。

■ とか言いつつ、過去日記になった段階で公開する。

そして後悔するのだろうが。
京浜東北線、大船行き。上野発 18:16 。降駅階段へ至るベストポジションの角席をキープした私はそのまま軽い睡眠状態へと入った。途中、小柄なセーラー服の女子高生が乗ってきて、そのままドア脇(要するに私とは板一枚隔てた隣)をキープしたことは覚えている。ふと気が付くと、その女の子が立ったまま相当激しく船をこいでいるようだった。おっちゃんサラリーマン的な人がにっこにこしながら何か言っている。昏倒する前にその都度意識を取り戻してはいるようだが、その振れ幅は50cmにも達するか。周りの人はどちらかというと放置を決め込んでいる(まあ、よっぽどになったら手を出そうと思っていたのかもしれない)。私は放置すべきではないと思い、セーラーのカラーを2度ほど引っ張って引き起こしをはかる。
…微妙に痴漢かなにかと勘違いされた可能性もあり?
それほど混みまくりというほどでもない車内、周りの人は全てを見ているから、まあ、変な疑いをかける人がいるとしたらそれは状況を把握していない本人だけだろうけど。しかし、微妙な空気なのはいうまでもない。降駅まで半ばほどに辿り着いたあたりで私は目の前に立っている人に会釈して席を立ち、女の子の肩を叩く。カラー引き 2撃目で既に目は覚めてたのか、微妙に小さくなっているように見える女の子がこちらを向く。「さっきからあなた船漕いでて危ないから、座っていきな」(原文ママ)と声をかける。「次で降りますので大丈夫です」と返事。恥ずかしがっているのか、それとも、迷惑以外の何者でもないと思っているのか、すぐに向こうを向き固まった。私も次で降りるから、座り直すわけにもいかず、そのままの位置をキープしたまま駅に着き、降りた。女の子も言葉通り、駅で降りた。そのまま階段を上っていったから、ほんとうに降駅だったようだ。「気を付けて帰りなさいよ、いい人ばっかりじゃないからね」とか、もう一度声をかけようかと思ったが、できなかった。
…なんか気まずい。微妙に気まずい。