「DERDERBRG」の魅力。

ちょっと懐かしい MML*1 っぽい表現をしてみました。(要するにこういうことです(MIDI ファイル:音が出ます)
私(おうる)はいろいろあって*2 NHK は観ないことにしており、ここ数年はかなり遵守している。そんなわけで、NHK が発信しているいくつかの優良コンテンツを見逃しているわけだが、とあるルート経由で DVD 化されたとある番組を観る機会を得た。…まあ、素材は DVD なので、別に躊躇する必要もないのかもしれないけど。
JISハンドブック - はてなセリフ
その魅力は、佐藤雅彦の息がかかっているということ以上の何かによってもたらされているように思う。私(おうる)が考えつくのは、重力・磁力・バネやゴムの力などのプリミティブな引力・斥力を[主に]利用していることにあるのかもしれない、ということだ。いくつかの装置ではドライヤーなど、わかりやすい形で電力を使用している。従って、エコロジー感とかロハス感、「初期の北の国から的のどかなワイルドネス」、といったようなものが魅力の正体というのは違う気がするのだ。また、「自動」とは言っても、ほとんどの装置はキッカケを人間が与える仕様になっている。であるから、「連鎖感」がその心地よさの源泉であるとしても、「オートマチック感」とでも言うべきものはこれら装置には当てはまらない。
正直、ほんとうのところはまだよくわからないが、人間のうちかなりの人数が、所謂「仕掛けもの」が大好きであり、私(おうる)も間違いなくその中のひとりであるということは確かなようだ。こういう人間は携帯電話のオートフリップとか大好きで気が付くとつい無意味に開閉していたりするし、「SUICA 自販機」とか大好きでついそっちで買ってしまうし、そもそも見たことのない仕掛け・仕組みとか大好きで試さずにはおれない。でも、無駄な動きとかも好きだし、ある作業を 1時間短縮するために 3時間かけたりするのも好きだ。
経済活動の冗長度を上げているという点においては、こういう物好きも大いに社会に貢献していると言える。
だから私(おうる)もあまり臆することなく、「ピ」の小旗を掲げるために回りくどい細工を弄することを厭わない。手段の目的化だろうが何だろうが構うものか。得られた成果の大きさなど知ったことではない。私(おうる)は充分満足だ。もう少しだけ、為せれば、それでいい*3
慶応大学の中の人もまさか自分たちの作ったものからこんなしょうもないことを連想されているとは思ってもいないだろう。

*1:Magazine Mystery Research ではなく、Music Macro Langage

*2:こういう場合大抵はそうたくさんのナニカがあるわけではない。

*3:正直、見合わないけどね。