「いい点を取ればお金を上げますよ」って

足立区の教育委員会で、小中学校の特別枠予算を学力テストなどの成績によって学校ごとに格差付けをするという報道。(ニュースソース web 上にて発見できず)
システム上に所謂「歯止め」が無い状態そのままでそんなことをやったらまさに不正の温床じゃないか、とかいうような話を置いておくにしても、「テストの点数=¥」なんていう、世の中では鼻で笑われるような状態を学校社会に導入して、実社会との乖離を促進しようというのはこれむしろ「確信犯」的所業なのか。学校を一旦完全崩壊に持ち込もう、というような。
別に「キッザニア」みたいな方向の茶番がいいとかいうつもりは毛頭無いのだが、学校の勉強、とりわけテストで点を取る、というのは、一種の特殊テクニックだ。訓練して獲得するものだ。要はいま流行りの「脳トレ」と変わらない。「そのための鍛錬」をひたすら積めば、成績が上がる。「裏技」っぽいものや禁じ手もある。…だが、それで学校教育が終止していいのかといえば、答えは簡単。

正味な話、私(おうる)は小学校の頃、よい成績を持って帰ると開口一番「テストでいい点を取ったって偉くも何ともないんだからね」と母親から吐き捨てるように言われたりしていたもんだから(これは実話です)、単にやっかんでいるだけと言われればまさにその通り過ぎてグゥの音も出ない。それにしてもよく生きてたよ自分。