小型軽量ライトがもたらすもの

ホームセンターでは \1,029 だった。
高輝度白色LED も、リチウム電池も、価格が充分にこなれてきている。従来の白熱フィラメント電球の代替ということではなく、その軽量・コンパクト・長寿命を活かした実用的な製品が、実用的な価格で出てくるようになってきているのである。そのひとつが「耳かけ式ライト」。従来のように、光源としてフィラメント球、電源として筒型電池を使用していたのでは実現不可能な仕様である。無脊椎動物的な形状も私(おうる)の好み。
格好(見た目)さえ気にしなくてよければ、これは非常に便利。さらにこの KE-15 は耳かけ部分を反転させることによりどちらの耳でも使用可能。同様の商品の中には、例えば「右耳専用」というようなものもあるようなので、これはアドバンテージである。実物を手にした印象ではなにか弱々しいのだが、実際に耳に装着してみると意外に安定している。軽量なのでそれほどかちっとしていなくても問題がないようだ。通常のヘッドライトよりもかえって安定しているかもしれない。なんだったら夜間の自転車運転時に、車載ライトがわりに使用するという手もある。
さて、この製品、点灯時にかすかだがノイズ音を発生する。耳に付けるので、静かなところだと結構聞こえるレベルの音だ。気になる人は気になるかもしれない。
夜間の生物調査なんかをしていた頃にこういうものが出ていたら、さぞかし便利だったろうなぁ、などと思いながら、では現在の私(おうる)はこれをいつ、どこで使用するのだろうか。…はて。