異形の道具に惹かれる悪い癖

もともと道具の機能美には目がないわけだが、機能性を追求することによって通常とは少々異なるいささかなりとも面妖な形状へと進化した道具が更に好きだ。

標準小売価格 \2,520.- 、今回はコーナンにて \1,480.- で入手。
「ネジザウルス」という名称はあんまり気に入らないが、そのつるっとしてかくっとしていて且つぎざっとしている形状はなかなかよい。ネジザウルスには現在 3モデルがあるわけだが、形状が重要なのでより適用範囲の広いネジザウルスEX(コンビネーションプライヤーの改良型といったところか)はいくら機能面で優位性があるにしても「圏外」。ホビー用途には適しているであろうネジザウルスM2 も対象外。
「ペンチでナットを回してはいけない」というのは合理的な禁止事項である*1にもかかわらず、ついやってしまう*2ことなのだが、これならばナットはおろかネジまで余裕で回せる。(というかこれはもともとナット回しではなくネジ回しである。)
ただ、これをリカバリー以外の用途で使用すると怒られること*3必定。ネジ頭が傷だらけになるし、効率が悪いから作業スピードが出ない。やはり、外すとき専用であろう。最低限の装備で分解作業なんかやるときにはけっこう重宝するかもしれない。

*1:横に使うとしっかり噛まない、縦に使うと充分なトルクを発揮できない、ので、結局エッジをなめてしまう。

*2:というかその程度の工作しかやっていないということでもある。

*3:銀杏割りにはちょうどいいかもしれない。…というか、家庭用途ならば別にどう使おうが怒る人はいないだろうけど。