そして最終巻においても逃げられぬハチクロの怪はついに解けず
いろいろ考えあぐねた帰結として、ターミナル駅で下車し、エキナカ書店に立ち寄るというのがいちばん早く、且つスマートな入手法ということになった。理屈で言えばコンビニなんだろうけど、少々賭の要素が加わる。
案の定、開店時から売る気満々の平積みエンド占有、山盛り状態で置かれていた。*1
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/09/08
- メディア: ペーパーバック
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「4級!!」「下がってるし」とか、「オレけっこうしぶといんだよ」とか「なーにが「よっ」だっつーの」とか、あまつさえ「マルチーズうどん」とか(ぉぃ)、もうリアルな既視感ありまくり。しかもその時期が全くわからない。というか、確実に 1年以上前の映像記憶(なわけないのだが、感覚的には 2年くらい前かそれ以前の風情(ただしマルチーズうどんはわりとフレッシュ))だ。そしてものすごい断片的だ。
ほんと助けてください誰か。
で、本題となる(のか?)「オチ」だが、別にいいじゃないか、ツッコミどころ満載*2だけど。そういうところを鑑賞するお話ではないってことだから。どっちの感情の発露ともつかない山田さんの号泣だけでもある意味全然充分。
とにもかくにも私の心は(別の理由で)千々に乱れておるのですよ。まったく。
さておき、本編が 4話ぶんしかない為か、短編が充実。おもしろそうな(というか、おもしろい)のであとでじっくり読むことにしよう。
かくして、(事情はよく知らないし、私(おうる)は完璧に途中から入ったクチだからアレではあるけど)度重なる掲載誌の休刊などという数奇な運命に翻弄された「ハチミツとクローバー」は、物語として完結をみたかたちに。お疲れ様でした>羽海野チカ様
私(おうる)も、もう「このシーン見たのは一体いつどこだったんだ」とこれ以上悩むのをやめにしようと思う。