東京バサロ

owl2006-08-20

南北方向に歩く。
体感温度が体温を超えているような条件のもと、直射日光を浴びながら歩き続けるのは流石に愚行である。正午附近には南北方向の通りに満足な日陰を期待することができない。そこで、地下街や地下道をできるだけ経由することを考える。
読売新聞社本社前から、大手町駅の地下通路に潜る。ときどき矢印と東京駅方面の表示。しかし、歩けど歩けど、地下道はただひたすらに続く。
そのうち駅名が大手町から二重橋と変わるが地下通路はまだ続く。京葉線の東京駅は、下手をすると二重橋駅のほうが近いようだ。
有楽町駅への連絡通路案内が出るあたりでは、駅名はさらに日比谷となる。駅のできるだけ南側まで歩き、A14 出口から久々の地上へと顔を出すと、そこは日比谷公園のほぼ真ん中脇、日比谷花壇のある裏手あたりだった。
実に 1.7km 。ほぼ、皇居の北縁から南縁。(ただし踏破の全行程からするとおおよそ 1/3 。実際は秋葉原から新橋まで歩いた。)
地図で調べてみると、この地下道はさらに銀座駅、そして東銀座駅にも繋がっているようだ。東京の地下には、「まだ私の知らない東京」があと 1個ぶんぐらいあっても少しも不思議ではない。