で、結局何やってたのかよくわからない。

外付け 2.5" USB HDD をバックアップ兼用アーカイブドライブ(開架式)として使用しているのだが、いつの間にか空きがほとんど無くなっていた。というわけで、世間の標準からすれば全然少ないがそれでも私(おうる)の身の回りでは一番大容量の大きい HDD を入手*1。しかし、早速繋いでみたが、認識しない。まさか…と思い web で調べてみると、なんと 2000 または XP のみ。…またやっちまったか。しかし、記憶メディア の”馴らし”(調教?)ならば私にも Mac + SCSI 以来延々培ってきた経験がある。こういうときはメーカーの出しているドライバから近いものを(適当に)選んで突っ込み、いったん認識したらドライバを外して標準ドライバに渡してみる。…で、成功。(仮にも一応バックアップメディアがそういう信頼性でいいのかどうかという件に関しては、まあひとまずおいておくこととする。)
バイスが繋がっていれば、あとはただコピーすればいいだけの話である。普通ならコピーを指示して(ツールにお任せして)、まあ多少余計な時間がかかったにしても数時間バックグラウンドで放置しておけばいいというような話なのだが、残念ながら USB1.1 経由でもって大容量コピーを企てると、必ずと言っていいほどの確率でバッファーアンダーランを起こして止まる。しかもシステムを喰って止まる。これは仕様らしい。だから仕様が無い。
そこで、ちょっとずつ、手動でコピーしてゆくしかない。タイミングが悪いとアプリケーションや Explorer まで喰われるから、コピー以外の作業を何もできない。
まあでも、時間を掛けてちびちびちびちびとやればいつかは終わるということがわかっているので、「よつばと!*2など読みながら地道に作業。最初のコピー試行中に 2カ所ほどディレクトリが損傷したらしく、それもまた手間のもとにはなったが、あとは造作もない。
でもって、空いた HDD をカスケード的にノート PC 本体内蔵(こちらもずいぶん長いこと容量不足が深刻だった)へ流用しようと企てたのだが、如何せん、外付けデバイスがことごとくブート不可。USB が便利で手軽でリソース的に比較的安定している(飽くまで比較の問題である*3)からといって、「そういう環境」にしつらえたつけ回しである。まるごとコピーツールをダウンロード購入してみたり、FDD を引っ張り出したり、いろいろ可能性を検討してみたのだが、あと一歩のところで結局断念。全ての方法が「やってできないこともない」が「手許の資源では辿り着けない位置にある」といった感触。OS の再インストールからやればいいだけの話ではあるのだが、そこまでの気力はない。いまノート PC を分解するというリスクも、そもそもかなり高い。
結局のところ、貧しさに悶え死にそうだという現状を追認して、諸々一旦終了したかたち。何も変わってはいない。…嗚呼。

*1:http://www.logitec-direct.jp/

*2:ISBN:4840234418

*3:PCカードSCSI I/F では、(ものと使用条件にもよるが)ときたま一瞬だけ致命的にリソースを喰って自滅することがあるから、意外と安心して使えなかったりする。