WinFixer に御注意
なんというか今更ではある*1が、ひょっとしたらまた流行るかもしれないので御注意。というか多分、怪しいアダルトサイトにでも行かなければ滅多に遭遇しない代物かもしれない。ただ、万が一遭遇してしまった場合にも、すかさずブラウザを強制終了すればとりあえず何事もないようなので、肝心なのは慌てないことだろう。
そもそもダイアログの日本語がおかしいことでその怪しさに充分気付くことができるわけだが、ちょっと昔から Mac と慣れ親しんできたひとたちにとっては、不自然な日本語で日本語化されたソフトなんて別に珍しいものではなかったからそのへんはなんとも痛し痒し。(ただまあそこでまた懐かしさや親近感を覚えるってのも正直どうかとは思うが。)
幸いなことにこの WinFixer 2005 は、だいぶつくりが粗いようで(例えば Mac にもお構いなく同じダイアログをぶつけてくるとか)、慎重に対処すればこれ自体それほど恐いものではない。とはいうものの、あまり強硬ではないというそこでもって、各セキュリティソフトの対応が甘くなっている節がある。カテゴリも、スパイウェアになっていたり、「セキュリティリスク」としていたり。ガワというかミテクレというか、は、一応コマーシャルソフトの体裁を取っているらしい*2ので、なんとも手の下しようがないのかもしれない。もし万が一、この隙を突いて亜種が出たりするとどういう脅威に発展するか、予想がつかない*3。
実体を概観したうえで敢えてカテゴライズするならば「詐欺ソフトウェア」だろうか。
インターネットセキュリティソフトを正しくセットアップしてあれば、攻撃を受けたことにも気付かずやり過ごすことができるようだ。気になるようであれば、以下のサイトが役に立つかもしれない。(他にもしあわせ検索をかければ情報がいろいろ拾える。)