さよなら

秋葉原万世橋のほとりにある隠れた名所、交通博物館が閉館するそうだ。車内吊り広告で見かけた。年明けから閉館(2005/05/14)に向けてスペシャルプログラムが用意されているらしい。
ひとむかしかふたむかし前の秋葉ツアー(OFF)では交通博物館詣でがある意味記号化された行事のひとつであった。最先端の電脳都市アキバの片隅に、いわば時間の止まったような一角があり、その中核を為すのが交通博物館であった。常に新しいものを取り込みつつレトロな要素を着実に残してきたアキバであるが、それでも時代の波によりじわじわと浸食されてきている。その浸食が、交通博物館閉館により一気に進むことになりそうだ。そんな気がする。
とかなんとか言いつつ、私(おうる)も交通博物館の館内を見学したのはただの 1度だけ、しかも小学校の社会科見学においてのみである。その後、行こう行こうとは思っていたのだが、ついぞ行く機会がなかった。その後秋葉に行く頻度そのものが激減し、この調子だと恐らくはあと半年間に 1回行くか行かないかぐらいであろう。きっと、なんだかんだ言いつつ交通博物館も行かずに終わるのだ。

さようなら交通博物館。そして懐かしいアキバもさようなら。