正直な感想を言うと、EPSON ってまだこの部門から撤退していなかったのね、と。

エプソンダイレクトの「Endeavor NT340」欲しい!
日本という特殊市場における NEC PC-98 シリーズ全盛期に唯一「互換機」を出してそれなりに成功していた EPSON 。大学の研究室にあった PC-286VE (だったかなんか)をとことんいじり倒して、本来同時に使えないはずの内蔵 5.25" FDD + 外付 3.5" FDD + 外付 SCSI HDD をフル使用できるようにしたものだった。かくいう私(おうる)は中古の NEC PC-9801VM(1.3倍速) とか RX(reinforced by 486SX)なんてあたりを家で使用していたわけだが、最早異常としか言いようのない独占状態のなか、EPSON の存在はある種の安心材料だった。懐かしい。
懐かしいけど、懐かしい以上のナニカは無い。結果的には PC98 から所謂 PC/AT 互換機への乗り換えタイミングを逸してシェアを逃したかたちになった EPSON というブランドは、イメージだけで言えば SONY , SHARP と並んで熾火研究所的に好印象のブランドなのだけど、自分で使用する PC 1台にこのブランドを選定する積極的な理由は今のところ無い。では消極的な理由ならあるのか。消極的な理由があるとすると、それは今回の当選だろう。そんなムシのいい話は世の中一般に普通は無いわけで、そのこともよーくわかってはいるのだが、ここにこうして書かない限り、ムシのいい幸運も無いわけだ。