英語で見る自分のサイトの眺めとは

owl2005-09-24

リンク元を眺める作業というのはおもしろくもあり、示唆的でもあり、また、 web 上で起こっている出来事をミニマルに捉えるひとつの手段としても興味深いものであると思う。
そんななかで、このサイトが英訳されている「リンク元」を発見した。ざっと眺めてみる。これは、単純におもしろい。なんと表現すればいいのか的確なものが見当たらないが、ひとつには、「自分の文章がわかりやすく書かれているか」という疑問が生じた際の指標のひとつとして有力なのではないかということを思った。英訳してみて意味が通じるか。自分の書きたいと思った内容が表現されているか。翻訳マシン*1がそれらしい英文を返してくるのであれば、日本語圏内においても平易で、正確に伝わりやすい文章である可能性は高い。
ただし、である。一般に、機械翻訳を含めて、日常語で書かれた日記や会話のような文章よりも、学術論文のような文章*2のほうが翻訳しやすいのだそうである。つまり、翻訳しやすい文章がイコール読みやすい文章であるとは限らないということでもある。どちらかというと、反省材料にするとかいうよりは読んでみてあははと言ってみる程度のものとして試してみるのがいいのかもしれない。

とかなんとか言いつつ、今日も敢えて翻訳のしにくそうなひねくれた文章を書いてみた。私(おうる)は捻り迂む*3ような文章を書くのが好きである。というか、いつの間にかそういう文しか書けなくなってしまった。そして、(そういう文ばかり書いているくせに)自分でそういう文を読むのは、あまり好きではない。

*1:実際は「翻訳ソフトウェア」または「翻訳システム」だが、示唆的にブラックボックス的なニュアンスを迂めて「マシン」と言ってみた。

*2:つまり、表現における恣意性の低い、憶測の少ない、一意性の高い文章

*3:ねじりこむ