こわいなぁ

某銀行下北沢北口駅前すぐ店に行ったら、どこからともなく怒鳴り声が聞こえてきた。どうやら壁 1枚むこうから聞こえてきているようだ。あまりよく聞き取れないが、どうも言っていることが支離滅裂っぽい。これはあれだ、いわゆる蚊*1だな。暑さの所為か。銀行もたいへんだな。
御客様商売全てについて言えることだが、現実問題として全ての御客様は平等ではない。何も買ってくれない御客様と、どんどん買ってくれる御客様ではお店側の対応が異なって当然、というか、それがまっとうな資本主義経済だ。しかしもうひとつの現実、すなわち建前論として、全ての御客様に平等なサービスを、というルール(価値観)も存在する*2。私(おうる)などは臆病なため、いや、臆病というよりか自意識過剰なため、銀行に行ってもいつ「その預金残高でよくもまあ偉そうに。とっとと帰ってくれないか。ほかの御客様の邪魔だから。」とか言われるのではないかとびくびくしていたりするわけだが、同時に、フロアに聞こえ渡るような大声でがなっているその人もまた、銀行に対しそれだけの利をもたらした上でそういうことをやっているのかなぁと考えてみたりする。では、大口顧客であるならそういうことをやってもいいのか、ということでもあるのだが、これはなんとなく、札束をちらつかせて言いたいことを言うというのとは(近いけれども)少々方向性の異なるものなのではないかという気がする。*3
最近、村上世彰氏のことがなんとなく気になる。別に今後、縁もゆかりも生じる可能性は欠片ほども存在しないのだけど。

*1:「キ」の一歩手前

*2:まぁ、あらゆる御客様がいつ「優良大口顧客」に変身するかわからないわけで、そのための布石ということではこれもまっとうな資本主義的経済行為であるとは言える。

*3:だいたいにおいて、大声を出したりするのは余裕のない何よりの証拠とも言えるわけで。