例の壁は 5回目に突入しているわけだが一時中断して脇道へ。
というわけで、コミックへと走る。きっかけはしまけんさんのところなわけで、発売 1ヶ月ほど前に「あ、そろそろ発売じゃんねぇ。ふむふむ」なんて思って、思っただけですっかり忘れていたのだ。
しかし、である。現在の私(おうる)の生活圏内(テリトリ)には、まっとうにいかれた本屋が無い。
勿論、徒歩圏内にあの紀伊国屋書店がある*1が、所詮はワンフロアショップ。駅ビルにはくまざわ書店が入っているが、営業時間内にはなかなか立ち寄れない。丸善本店には滅多に立ち寄れなくなってしまった。乗換駅の BOOK GARDEN だとか、あるいはどこぞの BOOK 1st. だとか、所詮は読書嫌いの私(おうる)にしてみればそのへんの店ってどうも好きになれない。大学に通っていった頃には駅前(=大学の南門から 徒歩 30秒)にまんが専門店があった。横浜で仕事をしていた頃には駅地下街の有隣堂がニーズを確実に吸収してくれた。八王子に入り浸っていた頃には深夜 2時とかそういう時間まで営業しているあゆみ書房という強い味方があった。という新宿で仕事をしていた頃には…言うまでもないが紀伊国屋、なんだったら当時の青山ブック、もしどうしても、という場合にはまんだらけという奥手もあった。
いまはそういうお店に具体的な心当たりがない。
ワンフロアの三省堂じゃどうしようもない。なんかデアゴスティーニ系の「月刊誌」もどきを店先に山積みにしていたちっぽけな本屋は夏を待たずして潰れた。え、ヴィレッジヴァンガードですか。…うーん。……あそこは、「「「本」を買う」ために本を買う」ための本屋、ではないと思っているから。ええ。(← ニュアンスだけ汲んでいただければ結構。)
で、ともかく、目的だったヨコハマ買い出し紀行は入手できず。一応あちこち廻ったのだけど一切そのへんの気配が無かった。amazon はこのあいだ買い物したばっかりだから \1,500.- 貯まるまで待っていたらいつになるかわからない。そんなこんなで、セブンアンドワイでコンビニ取り寄せをすることにした。意地になって、なにがなんでも自力で見つけて買ってやるか、とかそういう不毛なこともちらと思ったりもしたが、やめた。
かわりに今日、リアル書店でいきおい購入した 2冊。
- 作者: しげの秀一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/06/06
- メディア: コミック
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なんかもうわりとどうでもいいけどなんとなく。慣性というのは恐ろしい。もっともドライビングも慣性との闘いだというけど、なんていううまい展開に持っていきたかったわけではない。現職警官が公道でドリフトやって後ろに手が回るような御時世にあって、クルママンガでこれ以上なにか新鮮な展開をもたらすことができるのだろうか。更にいえば、週刊誌の連載のほうではなんだかグダグダな展開の予感がアリアリなので、もう何とかしたほうがいいと思う。
- 作者: 吾妻ひでお
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2005/03/01
- メディア: コミック
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やばい。目に留まって、つい手を伸ばしてしまった。\1,197.- は流石に高価いだろう。でも買ってしまった。
なんなんだろうか、私(おうる)は幸いにして、というか、生憎、というか、そっちのほうのマニア度は著しく低い。吾妻作品も、「不条理日記」をいちど通読したことがある程度の接地面積である。だからわりとニュートラルな心境で読んだりするわけだが、そのぶん純粋に読み物として読んでいる的な度合いが高くなっている。自分の現状と照らしてみたりすると無闇に心が痛む。心の第三層あたりが痛む。
ヨコハマ買い出し紀行(13)が来たら、アルファで和もう。そうしよう。