トカゲでごんす

owl2005-07-21

朝から暑いので幻覚とかそういうようなのかと思ったら実物だった。意図せず日向のコンクリート道路上に出てしまい、暑いし、隠れる場所が見当たらないしでどう身を処してよいのか面食らっているように思えた。*1そしてこのままうかうかしていたら、人に踏まれるか車に踏まれるか、側溝に迷い込み永久迷路、熱中症即身仏コースのいずれかである(妄想若しくは憶測)。そこで、保護。
巣み処へ引き返すわけにもいかない、でもずっと手で握っているわけにもいかない。さて、適当な容器は…と、捨ててあるタバコの箱が目にとまった。素早く拾って仕込む。ニコチンにやられないといいのだが…。
暑くなりすぎてもかわいそう、というか熱中症のなりかかりだったら涼しくしてやらねばなるまい。そこで缶飲料を自販機で購入。タバコの箱と一緒に持つことで簡易クーラー。
コンビニでパック入りの納豆巻を購入、中身は早々に食し、引っ越し。よかった、かなり元気だ。

ニホントカゲ、まだ幼体。成体には顕著な縦縞は無いし、尻尾も青くない。全体にうす茶色っぽくなる。が、光沢感、というか、うろこの金属質な感じは子供も大人も同じであり、カナヘビとの見分け方で重要なポイントのひとつとなる。
当初は充分に観察したら近くの公園に逃がすつもりであったが、優しい里親の元へと引き取られることになった。元気でね。

*1:トカゲの仲間は、ちょっとやばい!と思ったときには身じろぎひとつせずにぎりぎりまでやり過ごそうとする性質(というか気質?)があるように私(おうる)は思う。寸前でもって最速ダッシュで逃げた方が脱出確率が高くなることがある。