欲しい

はてなの片隅で「ブラザーのコンパクトレーザー複合機「DCP-7010」欲しい!」と叫ぶ。

■ でもって。

余談になりますが。
みんな知らないかもしれないけど、ブラザーというと、日本語ワードプロセッサの世界を一撃で変えた企業なのですよ。ま、少なくとも当時の私(おうる)には脳震盪ものであった。
いきなり 10万円を切る価格*1で登場した通称「日本人ワープロ」は、結局のところワープロの主流にはならなかったけど、業界を攪乱し、低価格化を一気に推し進める大事な役割を果たしたのであった。
その後、ブラザー工業の名がワープロ業界で話題になることは無かった。そうこうしているうちに、ワープロという機械が世の中から消えてゆき、ワープロという言葉も消えつつある。「ワープロ」は、IT 世界の謂わば「示準化石」。そのなかでも、ブラザーのあの機械は Solnhofen の始祖鳥。私(おうる)は写真でしかそれを知らない。でも、その翼が時代を変えたことを知っている。私(おうる)は、その時代を見届けた。
私(おうる)は、そういう機械を忘れたくない。折に触れて思い出したい。
で、その機械とはこれだった。「ピコワード」。そういえばそんな名前だった。『「ないものづくり」に成功した』というその自負に敬意を表しつつリンク。

胡麻擂り過ぎとか言わないように。私(おうる)は DCP-7010 のコンセプトや基本性能についてはひとっことも褒めていないので悪しからず。

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*1:たぶん \88,000.- だったと思う