再び

というわけでまた行ってしまいました。なにか御質問は。
 ←これが昨日、私(おうる)を絡め取った看板。
今回の実演販売の担当は花房氏。今日はもう買う気満々で行ったので、あんまり迷わなかった。いま武田刃物の主力である青紙スーパー*1の刃物を限られた予算の中でとりあえず手にする、その目的を達するにはこれ。
 全長 約8.5cm 刃渡 約3.5cm 刃厚 約2.5mm \6,300.-
目の前で最後の仕上げ研ぎを施していただく。オリジナルの柄付き砥石は刃物の上から砥石をかける独特の使用法で素人にも簡単、というそれだ。私(おうる)も試してみたことがあったが、あんまりうまくなかった。鉈の研ぎなど素人がそう簡単にできるわけがない。まあ、可能であるならば、プロに任せたほうがいいに決まっているのだ。
研ぎを入れてもらっている間に「クラフト小刀」\16,800.- を手に取ってみる。打刃物の真骨頂たる、5mm はあろうかという厚刃の小刀だ。手にした途端に吸い付くような握り心地。ずしりとくる重さも適度で、使いやすそうだ。欲しい! …欲しいが、いまは手が出ない。でも、いいものはいい。クラフトマンの端くれを自負するならば、フィールドマンのマインドを忘れずにいるつもりならば、いつかはこのクラスを。そして、このクラスの刃物のポテンシャルを最大限引き出すような仕事を、この手で。
それはいつのことだろうか。
ついでに購入。

丸善本店での実演販売は 30日までだそうなので、興味のある方は是非。私(おうる)は包丁については全くわからないのだが、青紙の打刃物に黒檀の柄なんてそれはきっとすごい。それと、私(おうる)がほんとうに欲しいのは渓流刀(清流小刀)か剣鉈。さしあたって使用の機会がないから余裕があってもとりあえず買わないけど。
なお、文中で触れた品物については

このへんで見ることができる。

*1:バナジウムは何気に私(おうる)と因縁浅からぬ元素である。(ってすごい物言いだな)