今日はサンジョルディの日だそうです

早速反応してみる。

ということで、不肖*1なる私(おうる)が僭越にも(御紹介)頂いた書籍は「図解 知恵の輪のすべて」(ISBN:4998090747)。銀をあれこれしていた頃、シルバー(925)で知恵の輪でも作ってみてはどうだろうかと思っていたこともあるのだが、残念ながらそのセオリーもテクニックも手許になかった*2。あの頃、この本があれば、と、ちょっと残念*3な気すらする。
現在、この本は入手困難なのかな、機会があったら是非読んでみようと思います。ほんとうにありがとう>g:book:id:Hebi さん*4

■ 返礼…になるのか、どうだか

私(おうる)の(貧弱な)蔵書の中から御紹介できる本など元来ほとんど無いのだが、それでは失礼に当たるということでこの 1冊。

千葉いきもの図鑑

千葉いきもの図鑑

この本のどこがどうおすすめなのかというと、選り好みせず動植物あらゆる分野を網羅している(しようとしている)こと*5、全ての写真を筆者(職業:大学院生(当時))がポリシーをもって撮影している*6こと、解説を全て自分の言葉で語っているということ*7、普通は図鑑に載っていないような種まで載っている*8こと、などである。すごい。というか、なんなんだこいつ。(いまは何してるんだろう。)
私(おうる)が千葉県内を中心に生物屋をやっていた頃、実践的な図鑑のひとつとして実用していた 1冊。勿論、千葉県内のみならず関東一円、日本国内全般にも応用可能。そしてなにより、自分のやっている仕事に前向きになれた本。いきものと楽しく出会えばいいじゃん、と本気で思える本。物事にひたむきになるとは、決してつらいばかりのことではないのだなと思わせてくれる本。
ここのところはお金が無く、あんなに一生懸命になっていた図鑑の収集もできなくなってしまった現状、というよりは、もはやする必要もなくなってしまったわけだが、今やほとんど使い道のないこれら蔵書も私(おうる)の財産。この頃の私(おうる)を忘れてはいけない、という、自分自身への戒めも込めつつ、エネルギッシュにのめり込むことの素晴らしさを感じることのできる本を、お礼かたがた g:book:id:Hebi さんに御紹介いたします。
【追伸】前田さんはその後「日本のいきもの図鑑 (都会編)」(ISBN: 4895776654)「日本のいきもの図鑑 (郊外編)」(ISBN:4895776662)という 2冊を書かれています。こちらのほうが図鑑としてはよい(完成度・実用度が高い)かもしれない。でも、自分で読んでもいない本はお薦めできないので。それに、所謂「プロトタイプ」としての「千葉いきもの図鑑」のほうが、いろんなものを感じられるのではないかな、とかそういうことも思う(適当)。

*1:読書は苦手と言ってはばからないあまのじゃくなあたりとか。ほんとうに苦手で嫌いではありますけど。(これまでの言及はこんな感じ

*2:シルバーは相当に柔らかいので、柔らかくても平気な形状をした知恵の輪でないといけない。

*3:アクセサリーへの応用とかもあり得たわけで。

*4:お久しぶり、なんですね、全く存じませんでした(^-^;)←ぉぃ

*5:これをひとりの人間が為すということがどれほどしんどいことか、については、なかなか説明がしにくいけど、とにかく常識で考えれば無茶だ。無茶にも程がある。

*6:しかもたった 1年間で収集したらしい

*7:ホンシュウジカの解説文には「(前略)僕はライトなしで離れたところのシカを見つけるプロだ。」とある。解説文が一人称で書かれる図鑑はそれほど珍しくはないのだが、ここまで自分語ってしまうのは稀有。

*8:ヒトスジシマカ、とか。