横断歩道のそれ

横断歩道の塗装形状が「はしご型」から「横線だけ」に変えられてから、久しい。
この理由として一般には「横断歩道内に水が溜まってしまうと事故に繋がるので、形状変更して排水がよくなるようにした」と説明されている。確かに、道路の白線の脇にはときとして微妙に水が溜まっていることがある。自動車がスリップなどを起こしやすいのはじゃぶじゃぶの水ではなくむしろごくわずかな、雨なら降り始めてから間もないくらいの路面状況であるというから、横断歩道の塗装の影響で溜まったわずかな水は確かにスリップ事故などをむしろ誘発しやすいのかもしれない。
でも、ほんとうの理由がそこにあるのかというと、これが疑わしい。
実際は、車道に対して垂直方向の線を引かなくて済むことで、交通を全面遮断しなくて済むからなのではないかと、今日、ぼうっと横断歩道を見ながらふと思った。
やっぱり今日もオチとかそういうのは無い。