最早懐かしくすらある

owl2004-11-16

古新聞*1からふと見付けた。もう多分二度と見られない広告。
思えば、漫才ブームのどさくさに紛れて出てきたような漫才師だった。関西でどういう活躍をしていたのかは知らないが、それは関東の人間にはなんの意味もなく、突如出てきたゴロツキコンビは柄の悪さばかりが鼻につき、肝心の漫才は大しておもしろくもなかった。純粋にネタのためのコスプレではない、ほんとうの不良、チンピラであることは疑いの余地がなかった。そんな彼がニュース系番組の司会者をやったり、各種バラエティ番組の司会者として確固たる地位を築いたりするには、並大抵の精進では及ばなかったことと思われる。
まあ正味な話、ここまで来るのに彼が苦労したか、しなかったのか、については知る由もないし、というかそれはどうでもいいことなのだが、ともかく築いたものが一瞬にして瓦解する。芸能界とは厳しいところだ。

■ 後日追記も鬱陶しいほどだが

その後しばらくしてあっさり復帰し、何事もなかったかのように露出しまくっているのは皆様御存知のとおり。逆にではあれはなんだったのだろうかと勘ぐりのひとつも挿し込みたくなる次第ではあるが、それはまたなお鬱陶しい。

*1:日本経済新聞 2004年7月7日版