そうこうしているうちに。

しまけんさんのところより。私(おうる)も実際わかっていなかったというオチが付いた。
とはいうものの、こういう完璧なインストラクションを読むとどこかしら胡散臭いと感じてしまう*1のは親の教育の賜物か、あるいは生来のあまのじゃく故か。
そんなわけでもう少し頭の中の引き出しをひっくり返してみたところ、こんな書籍の存在が。

また例によって安野光雅だったりするわけだが、そのへんはさておき。
この本の中では「遠い天体ほど速い運動をしていることになり、最も遠いそれはそれこそ信じられない速度で動いていることになってしまう」というようなことを意味する記述があったような。(なにしろ「数十年前」の記憶なのでかなり曖昧。)要するに何を言いたいのかと言えば、天動説の「無理」を挙げるのはさほど難しいことではない。
年周視差(久々に聞いたよこの言葉)とか持ち出すまでもなく、天動説は美しくない*2のであって、歴史のある時点から「立派な科学」であったかどうかというのは感性の問題(あるいは相対的な価値観の問題)のような気が、私(おうる)は、する。
…とまあこういうのを屁理屈というわけで、私(おうる)はやはり科学者としての資質を著しく欠くわけである。書いていて少々凹んだ。

*1:飽くまで記述内容に納得した上での話。とりわけ小学校における教育方針についての言及に関しては私(おうる)も大いに賛同するところであるし、ここでの私(おうる)の記述と相反するものではない。

*2:エレガントではない。ブラボーでない。いろんな言い方があるかとは思う。